ヘクマス・オド・クォルデュザイト
自身も貴族だが、貴族が嫌いな領主。愛称はへクター。
領地領民は大切だが、自身の立場も含めて面倒に思うこともある、万事無頓着な、一見昼行灯。 しかし内面は狡猾で打算的。領地を守るための手段は厭わない。 怒りや憎しみの感情を隠して笑顔を作ることもできる、完璧なポーカーフェイス。本心を吐露することはまず無い。 気難しいような、或いは気だるそうな表情が多いため近寄り難く見えるが、基本的に驚くほど友好的。 セレスティとのやりとりなどは、彼の領地ではちょっとした名物でもある。 <本編の内容を含む詳細設定>(白文字のため、反転してください) 今でこそ昼行灯と呼ばれるような彼だが、若い頃は血気盛んな戦士であった。 普段の武器の他に、腰のベルトには10本の投擲用のナイフが下げられており、臨機応変な戦いが得意。 ウィルベルグの戦時、廃嫡であった彼は、傭兵による私兵旅団『トライバイト』を率いて奔放な生活を送っていた。 彼の私兵旅団は、報酬次第でいかなる仕事であっても手を染めたという悪名高さで有名であった。 団長のヘクマスには「処刑人」「拷問屋へクター」などとそら恐ろしい呼び名がついていたが、入団希望者は絶えなかったという。 彼が領主の地位を得たのは、戦時に領主であった兄が亡くなったため。更に同時期、妻と娘を一緒に亡くしている。 妻と娘の死因が「グリート或いはリスティの暴走」であったことから、その両種族に対して根深い憎しみを持っており、共存を掲げるジェミニゼルに対して批判的な言動をすることもままある。 衛士のセレスティとは、前の主を失った彼女を拾ったことで出会ったが、リランナであり、しかも亡き妻の面影を持つセレスティに対し、どう接したものか、というよりは、どう接したいのか、愛したいのか憎みたいのか、彼自身が判っていない。とりあえず、彼女の奇行に日々頭を悩ませ、更には胃痛に悩まされつつある。 騎士隊長のシルヴァとは既知の仲。友人というよりは悪友。仲が良いような悪いような絶妙な関係を保っている。 彼のことを「銀色甲虫」はたまた「銀蠅」などと揶揄して、周囲をひやっとを通り越してぞくりとさせることもあったりする。 <本編の内容を含む詳細設定> |
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