タイガ
素直で純朴な少年。100%天然で、嫌味の類がほぼ通じないと言って良いほど。
ウィルベルグ東部の少数民族、ユ・ノルチッイ族出身。褐色肌で、手足がすらりと長い。 世間知らずで少々危なっかしい面もあるが、どうにも憎めない、城の者達の弟的存在。 ユ・ノルチッイ族には文字文化がないため、読み書きができない。しかしその分記憶力に優れ、豊富な薬草・調合知識を持っている。 食文化が独特で、好物はカエル。しかし城のメニューにはなく、少々寂しく思っている。 <本編の内容を含む詳細設定>(白文字のため、反転してください) 彼はユ・ノルチッイ族の族長でもある「大ババ様」を曾祖母に持つ。薬草や薬の調合知識は、ほぼ全てが大ババ様に教わったもの。 隣国ロゴートより名医のシモンが来るという噂を聞きつけた大ババ様の「弟子になってこい」という命により、一文無し状態で一族の外に放り出されたのがウィルベルグ城に来ることになった切欠。 持ち前の人の良さと運の良さで城下に辿り着き、何だかんだで弟子兼助手の位置に収まったのだった。 15歳と年若いながらも、薬の調合の腕は確か。どう贔屓目に見ても人間が口にしなさそうな材料がさらりと混ぜられたような気がしなくもない薬でも、不思議と良い効果を発揮するものに仕上がっている。 すらりとした体躯に得意分野が調合と、一見インドアに見えかねないが、その実は部族育ち故のしなやかな筋肉を持ち、身体能力はかなり高い。木登りも屋根登りもお手の物、驚異のバランス力を兼ね添えている。 戦闘手段も持ち合わせており、手にした槍を武器というよりはバランスを保つため、或いは儀式的な意味を持って用い、華麗な蹴り技を放つ。シモンのボディーガードも兼任していると言える。 シモンは尊敬できる師であり、よく後ろをついて回っては目を輝かせている。また、何かと面倒を見てくれるジェミニゼルの腹心達にもとても懐いている。 エラズルなどは彼によく嫌味も言うのだが、「色々教えてくれる親切な人」と受け取られているようだ。 <本編の内容を含む詳細設定> |
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