ディア・ドール


原案・デザイン:水城直人様
「ジェミニゼル、かつて私が君を助けたとき…君は私の望みを叶えると言ったね」

年齢/性別 : 不明/男性
髪/瞳の色 : 銀色の髪/紅色の瞳
誕生日 : 4月6日
身長 : 188cm
職業 : 王宮魔術師
称号 : なし
種族 : エルフ
武器 : なし(魔術)
特技 : 魔術
好きな食べ物 : なし(食べない)

【衣装・表情詳細】

黒く長いコートに身を包み、飄々としていて掴みどころのない男性。
穏やかな口調で会話をするものの、言葉から感情が読み取れず、表情も口元を上げただけの笑みという、浮世離れした出で立ちをしている。
彼は伝説上の種族、エルフであり、実は既に三桁の年月を生きている。
人の姿をしていながら、測ることができないほど大きな魔力を有しており、王宮魔術師として城に仕えるようになってからも、陰ながら恐怖心を抱いている者は少なくない。あだ名は「魔王」。

<本編の内容を含む詳細設定>(白文字のため、反転してください)

エルフという種族の特徴に関しては、御伽噺に出てくるような突飛なものしか語られていないが、そのうちのいくらかは事実。
不老不死というのもその一つであり、ディアは外見こそ20代そこらに見えるが、100年を超えて生きており、これから先も「老いる」ことはない。
ただし、「不死」に関しては厳密には正しくなく、老いて死に至ることはなくとも、身体が致命傷を負えば死を迎えることとなる。
彼の表情や言葉から感情を読み取ることができないのは、彼の感情が凍結させられているからである。
彼がまだ長くを生きていなかった頃、親しくしていた人間の死に際して深く悲しみ、その様子をいたたまれなく感じた同胞の魔術による作用。
彼の胸元に刻まれた赤十字は、その魔術がかけられている証。そのため、長い年月が経過した今でも、彼は喜ぶことも悲しむこともできずにいる。

戦時のジェミニゼルが鎧に赤十字を掲げた理由、つまりは彼の命を救った恩人というのがディアのことである。
感情の起伏はなくとも「思うこと」はあるようで、王子の身でありながら自ら剣を取るその姿に、何かが揺り動かされたのかもしれない。
助けた礼として「戦争が終わったら望みを一つ叶える」約束をジェミニゼルと交わし、平和になったウィルベルグ城で「臣下にしてほしい」と申し出た。一悶着あって今に至る。
三桁の年月を生きてきた彼にとって、ジェミニゼルを初めとする人間達は誰もが「可愛い」存在。
それをそのまま包むことなく口にするので、しょっちゅうエラズルなどから顰め面を向けられている。

<本編の内容を含む詳細設定>