エメラルド・ローレッツィ
誠実で実直、主の為ならば命すら惜しまないという、騎士よりは武士というのが正しい気質の持ち主。
仏頂面が多く面白味なさそうな性格に見えるが、どこかズレているのかマイペースで天然気味。勿論本人はいたって真面目。 潔いほどにストレートな物言いは、呆れられることもままあるものの、物事の核心を不意打ちで突くことがある。 甘味に目がなく、和洋折衷なんでもござれの甘味王。特に団子が好きで、酒の肴も甘味。 「甘いものは別腹」を日々体現している。 <本編の内容を含む詳細設定>(白文字のため、反転してください) ヴェルファの狼であることに誇りを持つエメラルドだが、彼の家系は父が狼、母が白虎の混血で、妹のアクアマリンは白虎。 故に、父がヴェルファの里で5本の指に入るほどの猛者であったのにも関わらず、身分としては高くない。 彼が15の折に里が獣の群れに襲われるという事件が起こり、獣化して里を守り抜いた両親を「狩った」という過去がある。 普段身につけているサラシの下には、この時に負った傷の跡がくっきりと残っている。 彼の着物の一部になっている布は父親の毛皮。里の風習を疑うことなく遵守する姿は、真っ直ぐであるが故の歪みを孕んでいる。 自分すら省みることのないその姿勢はしかし、城で過ごすにつれて変化しつつある。 混血の家系でありながら父親譲りの優れた剣の腕を持つ彼は、里の他の者から羨望混じりに敬遠されてきた。 そのことに対してとりたてて感慨は持っていないようだが、無意識に種族や血筋などに関わらず、自分そのものを見てくれるような相手を探している節がある。 彼が自由奔放な考え方を持つアンバーを慕うのは、実はこの部分によることが大きかったりする。 彼にとって大切なものは、主であるジェミニゼルと相棒のアンバー、そして主の愛するウィルベルグ。 城の他の面々や妹のアクアマリン、ついでに甘味。 それらを重んじるあまり、それらを守る以外のことへの興味関心がいささか薄い部分がある。 妹のアクアマリンからは恋心に似た想いを寄せられているものの、全くもって勘付く様子がない。結構性質の悪い朴念仁かもしれない。 <本編の内容を含む詳細設定> |
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